a fewは「2、3の」、severalは「5、6の」か?

中学、高校では、a fewは「2、3の」という意味であり、severalは「いくつかの」という意味で、通例、「5、6の」数を表すと考えられていますが、本当にそうでしょうか?

例えば、『研究社新英和辞典』を見ると、severalの項には次のような記述があります。

several: はっきりした数ではないが、a few以上ではあるが、特にmanyではない通例同種のものの数に用いる。通例、5、6を指す。

several(5、6の) > a few (2、3の)

?????????本当に?????????

REALLY_SNL_AIGflv

ならば、この文はどう説明できるのでしょうか?

A lot of them didn’t vote, a few voted for Nader or Buchanan. 

実際の状況:2000年11月のアメリカ大統領選挙でRalph Naderが約278万票(3%)、Patrick Buchananが45万票(0.4%)を得た。

vote

あれ?辞書と違う…

2人の獲得票数は合計で323万人なのに、a fewで表現されており、severalは用いられません。つまり、ネイティヴはa fewが「2、3の」数を必ず指すとは思っていません。結論から伝えると、上記辞典の表記は不適切な部分があり、ネイティヴは下記のイメージを持って、この二つを使っています。

 

① Severalは、3〜5あたりの数を、少なくない数として表す。(日本語の「数人、数冊、数個」などに対応)

② A fewは、3〜5あたりの数を下限として、話し手が期待値、基準値より少ないと考える数を表す。(日本語の「少数」に対応する)

上記の定義から考えると、下記の2つの文は少し意味合いが変わってきます。

  • A few students of this high school got into Boston University.
  • Several students of this high school got into Boston University.

a fewの方は「わずか3〜5人がボストン大学に入った(もっと合格者が出るはずだったのに…)」という意味に対して、severalは「3〜5人ものボストン大学に入った(やった!快挙だ!)」というポジティブな意味になります。

最後に、2つの表現の関係は、大きな数を指し得る順に

(some) > a few > several

となります。

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